愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

アンサンブル三昧


地元のしょぼしょぼオケに参加した勢いで、ここのところフルートを吹く機会が一気に増えたのがとても嬉しいです。オケのコンサートが終わったその週には早速、フルートのメンバー4人で集まってカルテットをやりました。


オケのライブラリアン(楽譜を管理する人)でもある先生のお宅にはフルートの楽譜がどかぁぁん!とものすごい量あり、きれいに色分けしてファイリングされています。中にはフルート8本のアンサンブルなんていうものも。すごいなぁ。


クラシックの作曲家に関しては、小学校の音楽の教科書なみの知識しかない私。演奏をするたびに自分にとってはマイナーな作曲家を知ることになるのですが(実はフルートやる人だったら本当は超有名な作曲家だったりするのだけれど…)、みんなで楽譜をあさり、輪になってどんどん吹いていくのはとても楽しい!


今回吹いて見て、気に入った曲

  • おフランスの作曲家、ジャック・カステレードさんの『笛吹きの休日』(視聴
  • おフランスの作曲家、ウジェーヌ・ボザさんの曲(曲名忘れた)

チャイコフスキーくるみ割り人形をフルート4本にアレンジしたものも、最初は「ベタやなぁ」と思ったものの、実際演奏してみるとかなりカワイイ!先生のだんなさんが作曲した、わざとテンポを狂わせて人をずっこけさせようとするマーチも演奏。演奏しながら笑ってしまう。こんな感じで会社帰りに2時間半みっちりと演奏。


そして日曜日は、Mixiを通じてお知り合いになったチェリスト、なつみさんのお宅へ!ここではフルートとチェロ用に書かれた楽譜を用意する時間がなくて、なつみさんコレクションのチェロとピアノの楽譜などをアレンジ?したりして演奏。チェロのメロディーをフルートで♪なんてのんきに考えていたら、なんとっ、ト音記号でもヘ音記号でもなく、「ハ音記号」で書いてある!!なつみさんに読み方を教えてもらいました。難しい!が、勉強になった!


「フルートで吹く日本の歌」というこれまたベタベタな楽譜を持っていたので、老人ホームで演奏したら受けそうな、ちょっとエレベーターやアメリカの日本スーパーで流れていそうな、「春の海」「もみじ」「川の流れのように(!!)」なんていうのも、ピアノ伴奏つきでやってみました。美空ひばりの曲はチェロで情感たっぷりに演奏すると結構泣けますね〜。笑


なつみさんが所属していた大学オケのビデオも見せてもらい(すごい!N響アワーみたい!)そのすばらしさに感動。いいな〜いいな〜。その後、津軽海峡冬景色を熱唱するだんなさんの運転で、うちのだんなも合流し、韓国焼肉→香港デザートとあいなりました。いやー、食った食った!お世話になりました!!


そして今週も、フルートを吹く日々は続く…。本日は今年初レッスン。でもしばらく先生に会っていなかったので、30分はおしゃべり大会となってしまいました。お年始に、家から送られてきたキティちゃんグッズをあげたら滅茶苦茶喜んでいました。私と同年代の先生は、アメリカでのキティちゃん第一世代、いまだにキティちゃん大好きなのです。


小学生の時に飼っていたオス猫の名前は「ハローキティ」だったそう。それで、なぜか彼女は「キティちゃんは赤いリボンをつけてはいるが、実は男の子である」というファンタジーを持っていたらしく、キティちゃんのことを「He」と呼ぶのです。しかし、キティちゃんポッキーのパッケージに印刷されていたキティちゃん4コマ漫画では、「今年はぜったいにかぜをひかないわよ!」キティちゃん完全に女言葉。先生がっかり。ごめんよ夢を打ち砕いて・・・。


かんじんのフルートですが、オケのコンサートをやった後、20年来全く調整も掃除も何もしてこなかったのが、やはり寄る年波には勝てないようで、ちょっとガタガタ、スカスカしてきました。うーむ、とうとう今年はこれを何とかせねば・・・。