愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

共産主義の味?!

金曜日は久しぶりに会った友人夫婦と、東ドイツ料理屋に行ってみた。店にはマルクスエンゲルスにレーニンの肖像画がかかり、何でもサービスも東ドイツ風?なんだそうだ。


実際店に入ってみると、肖像画東ドイツ時代のポスターやらが色々と飾られている。お店自体はこぢんまりしていてとってもアットホームで、常連も多いらしく、バーで一人で飲んでるおぢちゃんに、「奥さんから電話だよ」と店の電話が差し出される、なんてシーンもあった。ちなみに肖像画には、コリアンの名前がサインしてあった・・・、北朝鮮の画家によるものか?!(笑


確かに注文をとりに来るのは滅茶苦茶遅いんだけれど、これまた美味しいドイツビールを、マグカップのようなグラスで飲みながらおしゃべりしているとそれも気にならない。


今回頼んだのは、シュニッツェル、チキンにリンゴやベーコンを詰めてローストしたのにクリームソースがかかったもの、豚のビール煮込みなど。これにマッシュポテトなどの付け合せがどーん!と付く。シュニッツェルはカリッと揚がっているし、どれもこれもほっとするお味だった。今までいったドイツ料理屋で一番美味しかったかも。


ウェイターのドイツ人のお兄ちゃん、スキンヘッドにめがねとお髭、ひょろひょろな上にくねくねと動き、なぜかテーブルにビールや料理を運んでくる時は「ウワッ!!」といいながら登場する。さらには人の話に割って入り、「○○っていう映画、いままで見た吸血鬼映画の中で一番いいから、絶対見なよぉ〜!血がとばーってでて、気持ち悪いんだけど、それがね、とってもいいのぉ〜」(しかし私達は映画の話も吸血鬼の話もしていたわけではない)「そ、そうなんだ、誰がでてるの?」と訊くと「えぇ〜、ロスアンジャレスに住んでたわけじゃないから、わかんなーい」とドイツ訛りのオカマ言葉で話すので、痙攣するほど笑ってしまった。


トイレには、東ドイツ時代の色々なメモラビリアやレコードジャケットが飾ってあってこれもまた面白い。東ドイツの80年代ロックバンド?Prinzipというグループのレコードジャケットが妙に気になってしまった・・・歌のタイトルが、「ヘ ガール ピパポ」。屁、ガール・・・?ピ、ピパポ???


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