愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

エジプト④ ナイル川での発見

冷房がばっちり効いているヒルトンホテルの屋上にあるバーで一休み。ここは各国からの観光客でいっぱい、お年寄りが結構多いのが印象的。アメリカにあるヒルトンホテルより高級感が100倍ぐらい漂う。やっぱり植民地時代からの名残なのか、ここまで外界と違う世界がホテルの中で確立されているのはすごい。私たちは炎天下の中汗だく、カタコトのアラビア語でタクシーを捕まえ(もちろんタクシーにエアコンなどない)スモッグで体中真っ黒になりながらカイロの街を這いずり回っていたけど、こんなところに泊まれる人達は、自分たちのコトバが通じるガイドをつけて冷房のばっちりきいた車やライトバンで移動するから、そんな心配もなさそう。昔はそんな甘やかされた旅は旅とは言わないのよ、けっ!とか思っていたけど、歳をとるとそんなこともいっていられなくなる。なにしろ観光が産業の主流であるエジプトとはいえ、冷房が入っている場所などあまり無い。値段が10倍はするドリンクを頼みながら、ロビーに居座って何度涼をとったことでしょう。


サンヨーをはじめ外国資本の広告が。


View from Hilton


見渡す限り広がるビル群。こんな光景は、日本の外ではしばしお目にかかっていなかったので、カイロの街はなんだかとても懐かしいというか、どんなに混雑していても暑苦しくて も、あーやっぱりこういう都市が好きやわー、ということを再認識する場所でもあった。目の前に流れるナイル川は、うーんやっぱり隅田川っぽいよ!!


View from Cairo Hilton

Zamalek


あまりに暑かったので、水上に出れば涼めるかも!とファルーカ(帆掛け舟のようなもの)に乗って見る。ファルーカを雇うのももちろんお値段は交渉で。30分ほど乗せてもらったが、あまり遠くへは行かず、川の対岸から対岸へのらりくらりとジグザグ走行。白い帽子に白くて長いエジプトの服を着た船頭の親父は英語が話せないけれど、たまに「はろー」といって川岸を指差す。そこには川沿いに建つモスクやカイロ・タワー、川に浮かぶボート型のレストランなど・・・。そんな景色をのんびり眺めながら波に揺られてゆらゆらり・・・・。


Cairo Tower


・・・・酔った。


実は私は飛行機ではいくら揺れても平気なのに、水上は苦手で足こぎスワンボートでさえ酔ったりする。しかも西日があまりにも強くて気持ち悪さはさらに倍増。なるべく波のことは考えず、周囲の景色に集中して気を散らす。しかしやっぱり気持ち悪い!しかしせっかくの旅を船酔いで無駄にしてたまるか・・・と必死で色々なことを考える。そして今までの人生でずっと船酔いに苦しんでいた私が、ナイル川の上でとうとう悟りを開くことになった。船酔いを紛らわせるのに一番有効な方法をとうとう発見したのだ!それは・・・。


Faluca


ひたすらやらしいことを考える。


しばらくすると周囲のモスクからお祈りを呼びかけるエザンも流れ出し、船は数千年の歴史を生み出した母なるナイルの波の間をさらにゆらゆらとすすみ行く。そんな川の上で、ゲロを吐くまいと必死でエッチなことを考え続けたのでありました・・・・。