愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

Sex and the Oak-town


日本人の奥様たちと楽しく過ごした翌日は、Girls Night Out。毎月1回、女の子の友達ばかり10人ほどで持ち回り制のガールズパーティーをやっているのだ。ふふふ。今回はフランス旅行から帰ってきたばかりのKちゃんがホストとなって、フレンチをテーマにみんなでポットラック。私は近所のチーズ屋さんからチーズとイチジクのジャム(この組み合わせは最高ですよ!)にバゲッドと、学生時代にフランスに行ったときに買い込んだジャズやラップ、ポップのCDを用意。バゲッドは半年ほど前Zaraで洋服を買ったときにもらった紙袋に突っ込んで地下鉄に乗り、Kちゃんの家へ。


地下鉄の向かい合った席で、初老のアジア系アメリカ人夫婦ととなりあわせになった。見ると、そのおばちゃんもなぜか同じZaraの紙袋を持っている。ずいぶん若向けのお店で買い物をしたのだなぁと思っていると、紙袋の中からのぞくのはスーパーのビニール袋。どうやらおばちゃんも紙袋は使いまわしらしい。私も紙袋の中にはチーズとジャムが入ったスーパーのビニール袋。おまけにバゲッドまで顔を出している。年こそ違えど、アジア人のやることは一緒なのね・・・。とおかしくなってしまった。そしておばちゃんがその紙袋からおもむろに取り出したのは・・・エバラ焼肉のたれ黄金の味!!��( ̄□ ̄;)!!マ、マケタ!


ガールズナイトでは山ほどのワインを飲み、チーズフォンデューを食べ、オニオンスープを食べ、チキン・コードンブルーを食べ、最後にはチョコレートフォンデューを食べながら、新しいボーイフレンドのことや、現在進行中の別れ話や、離婚した旦那の話や(私以外みんな独身)貞操観念について熱く語り、みんなで同じ口紅を試し、さらにセックス豆知識カードゲームや、Kちゃんが持っている彼をイカセルテクニックHow to本コレクションを閲覧しておおいに盛り上がった。なんとカンガルーにはイチモツが4つもあるそうな!これはイチモツどころかヨンモツですな!!


話していて面白いと思ったのは、アメリカ人の女の子は思ったよりもセックスに対して保守的というか、とてもまぢめに考えているのだな、ということがわかったこと。結構遊んでいると思った子でも、「男女の関係にセックスが入ることで結局関係がおかしくなってしまう。もっと待てばよかったと思う」と言っていたし、別に宗教とかそういう理由ではなくて、結婚まではセックスはできればしたくない、とバージンを貫いている子もいた(みんな20代後半から30代)。そして逆に、宗教で性がタブー、罪深いものだとずっと教え込まれてしまったために、それを心から楽しめなかったり、それで結婚がおかしくなってしまったり、逆に変な男にばかりひっかかって散々な目にあっている子も何人か。マリファナ吸って、会うたびに酔っ払っている彼女が、実は厳格なクリスチャンの家庭で育って、反抗したのはいいものの、結局男女関係について何がいいのかわからないままきたがために、男とぐちゃぐちゃな関係ばかりになっちゃってる、なんていう話を聞いて、うーむ、宗教がここまで人生に影響しているんだなぁ、と驚きでもあった。


女の子たちがかなりシモネタで盛り上がっていた時、旦那を初め、家を追い出されたKちゃんの彼など男軍団はハンバーガーを食べ、おとなしく映画を見ていたようです(笑)。