愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

Bollywood/Hollywood


まだDCに住んでいた頃、クリスマスにカリフォルニアに里帰りすると、必ずインド映画館に立ち寄るのが慣わしとなっていました。この映画も、そんなインド映画館でかかっていたのを見逃したうちのひとつ。ダンナがDVDを見つけて借りてきてくれました。


インド映画ですが、移民の多いカナダに住むインド人が主人公。幼少時にパパをなくし一家の大黒柱となったおにいちゃん。仕事にも成功してばあちゃん、ママ、弟妹とオカマの運転手とゴージャスなお屋敷にお住まい。そしてガールフレンドは白人の女の子(シンガーか何か・・・)。もちろんばあちゃんやママはそんな付き合いに大反対。そんな中、このガールフレンドがハリウッドでヨガの空中浮遊をデモンストレーション中に地面に落下する不慮の事故でお亡くなりに・・・(笑)


妹の結婚が迫っているけれど、お兄ちゃんにインド人のフィアンセができない限り、結婚は延期するというわけのわからない条件を迫られて、困ったお兄ちゃん、バーで出会ったスペイン系の女の子が、インド人に見えなくもない・・・ということでお金を積んでしばらくフィアンセのふりをしてもらう、というロマンチックコメディでした。


筋書きは意外とシンプルだったのですが、しゃべるセリフがぜーんぶシェイクスピアなおばーちゃん、パートタイムでドラッグクイーンなインド人運転手、インド人のWWFレスラーが本人役で登場したり、笑える小ネタが仕掛けてあってなかなか笑えました。インド映画ですがカナダに住むインド人が登場人物ということでセリフはほとんど英語。こういうのをヒングリッシュ映画というらしい・・・。ヒングリッシュ映画の面白いところは、欧米文化もインド文化も両方客観的にジョークにしちゃうところ、でしょうか。主人公役の俳優さん、ラウール・カンナというお兄ちゃんは何か政治家の息子らしいですがなかなか男前!!!ちょっと笑いかたが昔のボーイフレンドを彷彿とさせる感じなのも良かったです(笑