愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

アメリカ式風邪の引き方


今回の風邪はかなり本格的で、賞味3日間も無駄にしてしまいました。しんどくて、本当に動けなかったです。しかしやらなければいけないことはどんどん背後から迫ってくる・・・(涙)そして風邪に追い討ちをかけるように、ちょっと期待していた事象が思ったように進まなかったので、さらにへこみました。4日目になって、とうとう家に閉じこもっているのに疲れ果て、逃げるように近くのカフェでお茶(と鼻水)をすすっています。なんかぼわーんとしてシュールな感じです・・・。


アメリカで発熱すると、ダンナのお世話にならないといけなくなりますが、今回は、前回私が食中毒にかかったときに学んだらしく、すぐにジャパンセンターに走り「納豆」「昆布」「薄切り牛肉」「梅干」など買ってきてくれました。「薄切り牛肉」・・・アメリカの普通のスーパーでは売っていません。しかも日系スーパーで売っているものだから、日本人好みの霜降り!(普通のスーパーで売っているアメリカのお肉はやっぱり赤身が勝ってます)これは風邪のときの桃缶以上の威力を発揮しました。さっと炒めておしょうゆをたらした焼肉・・・。病気の時は消化のいいものを、とはいいますが、どこかで「何を食べても一緒です、結局はよく噛めばいい」というのを読んだこともありますからこの際は目をつぶります。やっぱり病気のときには好きなものを!でも久しぶりに食べた霜降り薄切り焼肉、「脂っこ〜い!」日本ではこんな脂っぽいものを平気で食べてたんだなぁ・・・こりゃ少量で十分だわ、と思った次第でした。


アメリカ式風邪の治し方でダンナといつも揉めるのは「シャワーを浴びろ」ということ。咳が出ているときに、「スチームが体にいいんだから」といって無理にシャワーに入れようとするのです・・・。彼の辞書に「湯冷め」という言葉は無いのか!一時的にはすっきりするんですが、やっぱり後でしんどくなりました。


そしてダンナがベッドサイドのテーブルに並べたものは、

  • 蜂蜜とレモンを入れたお茶
  • VICSの風邪シロップ(甘〜い。夜用のシロップはアルコール入りでよく眠れます)
  • 食べにくく切ったオレンジ
  • 風邪用のガム

というお子様メニュー。


そう、風邪用ガムというのがあるのです。何でもZinc(亜鉛)が入っていて、これが風邪の回復を早めるのだとか・・・。食べた後にへーんな後味が残るのが特徴で、このガムを食する前後には柑橘系のものを食べるのはだめだとか。薬も何もかも甘いので、ここ数日ですっかりSweet toothになってしまいました。虫歯に注意・・・。