愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

4回聞く病院


火曜日の朝、気持ち悪さで目が覚めた。
早朝から、トイレに行って、本格的加トちゃん状態となって吐き下し。ぅおえぇ〜
もはやこれは、二日酔いではない。


かかりつけの病院の予約係に電話する(もちろんすぐにはつながらない)。
「どうしました?」というので金曜日からのことをえんえん説明する。
ここでただ「予約したいんですけど」というと、
緊急度が低いと見なされて「では2週間後に」ということになるので、
どれだけしんどいかを予約係にアピールしないといけない。
そうすると、「それは二日酔いではないわね。ではナースに回します」となった。
電話で問診をしてアドバイスをしてくれるナースの人がいるのだ。
(もちろんすぐにはつながらない)
ここでもさらに金曜日からの状況を繰り返す。
どんな薬を飲んだか、吐いたものに血は入っていないか、
少し突っ込んだ質問をされ、吐いた後の対処法などを教えてくれる。
ナースの人は、緊急度を判断して、普通の予約だったら2週間待ちのところを、
今日病院にこれるように手配してくれるのであった。
私のかかりつけの内科医は予約が一杯だというので、
Nurse Practioner(医療診断行為もできるナースさん)の予約を取ってくれた。
はぁ〜。予約を取るまでの所要時間約30分。


めでたく病院に行くと、次はすごいつけ爪をつけた若いナースのお姉ちゃんが
ドクターオフィスに連れて行ってくれる。
服も靴もつけたまま体重計に乗ったのに、普段の体重より減っていた・・・
熱を測り血圧をはかり、
また「どうしました?」と問診が始まる。
また金曜日からの状況をえんえん繰り返す。もう勘弁してぇー


しばらく部屋に一人で待っていると、ナースのおばちゃんがやってきて、
「どうしました?」
また説明の繰り返し。いい加減疲れるが、4回も説明をしていると、
だんだん簡潔に説明するのがうまくなっていくのがわかる・・・
って病気の時にプレゼンのスキルをあげる訓練をさせてもらっても嬉しくない。


しかし私がこれだけプレゼン能力を振り絞って病院にたどり着いたものの、
腹に聴診器を当てたナースのおばちゃんは


「二日酔いではないし、ウィルスねきっと・・・・
しばらくは消化のいいものを食べて、ブリトーなんて食べちゃだめよ」


・・・って食べるかそんなもん!!しかもそれだけかい!!
チーン、診察料15ドルなり・・・
疲れただけだった。


夜になるとまた寒気がして微熱が上がってくるし、
何しろご飯が食べられないのが辛い。
ダンナがおかゆを作ってくれたが、なんと消化に悪いコーン入り、であった・・・
胃が弱っているときは、パパが作った冬瓜のスープでさえ、
エキゾチックすぎて受け付けない。
こういうときはやっぱり、白粥に梅干とか、やっぱり慣れ親しんだものが恋しくなる。
国際結婚をされる皆様、
病気の時、ダンナに何を作らせるか。元気なときに、ちゃんとインストラクションを
用意しといたほうがいいかもしれません。