愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

サンコンではなく、サンカン


とうとうサンフランシスコにも夏がやってきた。常夏リゾート地と思われがちなサンフランシスコ、しかし霧の摩周湖以上に厚い霧に覆われるのが8月。ようやく9月からは霧がはれ、「インディアン・サマー」が始まるらしい。昨日まで寒い寒いといっていたのに・・・今日は、あぢ〜!!!


暑さでフルートが溶けやしないかと心配しながらも、フルート背負ってチャリンコでレッスンへ。ずっとやってきたフェルーの小品も飽きてきた完成したので、次回からは新しい曲に取り組むことになった。実はずっとやりたいな、と思っていたのだけれど楽譜が見つからず、オンラインで注文してようやく届いた、ピエール・サンカンの「ソナチネ」。フェルーの小品では、尺八のようにぶぉーっとグリッサンドをするような部分があったけれど、この「ソナチネ」、今度要求される小技は、「巻き舌」。ただひとつの音を巻き舌で演奏するのはできるけど、曲の途中で、いくつものを音を巻き舌するのはできない・・・・。音も面白いように飛ぶので、初見での演奏はさんざんだった。でもかっこよいけれど情緒もたっぷりのこの曲、最近のあこがれの一曲だったので、今は「赤ちゃん状態」でも、しばらくしたらこれが自分のものになっていく・・・ということを考えるとわくわくする。


レッスンでは、練習前のリラックス方法として、壁に背中をくっつけ、ちょっとひじをあげてフルートを持ち(演奏のために構えるのではなく)、深呼吸をする・・・というのをやった。「わきの下にも空気が入っていることを想像して」、そしてフルートを構えるとき、フルートの足の先がすーっと糸で遠くに引かれているように・・・・。いい音を出すのは、技術もあるけれど「自己催眠」もとても大事。


「様」づけで呼ばれるイケメンフルーティスト、エマニュエル・パユさんによるすばらしい巻き舌さばきの様子は<こちら>で視聴できます♪どなたか〜、巻き舌で音階を演奏するコツを教えてください〜〜〜


巴里の誘惑 ?20世紀フランスのフルート音楽

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