愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

アメリカのカラオケ


わざわざ電車に乗って向こう岸で友人達とカラオケ大会である。カラオケなんて実に8年ぶり。日本に帰っても、多分今流行の歌なんて歌えないだろうし、懐メロばかり歌うオヤヂ状態になってしまうのだろうな。何しろ、私が日本を出たのは「小室ファミリー」とかがのさばっていた時ではなかったかしら・・・。


アメリカのカラオケは、カラオケ・ボックスではなくてカラオケ・バー。ワープロ打ちの曲リスト(曲数は非常に少ない!)から曲を選んで、紙に名前と曲名などを書いて待っていると、おじちゃんが名前を呼んでくれる。そしてミラーボールが回るステージに立って不特定多数のお客様の前で歌うという、とっても原始的スタイルなのだった。夜が更けお客さんが増えるにしたがって、自分の歌う順番はなかなか回ってこなくなるから、「カラオケが初めて」なんていう男の子は、緊張?のせいかビールを何本もあけていた(笑)。でもバーで飲み物を買ったと司会のおっちゃんに掛け合うと、優先的に歌わせてくれたりする。


アジア人の男の子や女の子は「イマジン」とか、「カーペンターズ」とか「リサ・ローブ」とかの歌をかわいらしく歌う。やはりカラオケ文化のルーツはアジアにあるからか、そつなく歌われて耳に心地よい。しかし、私の友人達はヘビメタの曲ばかりリクエストして、ステージで「なりきりショー」を始めるではないか!歌はともかくステージで激しく踊り始めたのにはびっくりであった。でもきいているお客さんも曲にあわせて一緒に踊ったりして、こりゃパンチが効いてて楽しい。しかし、ダンナに至るまで「何とかサリー」という歌をマイクスタンドを抱えてくねくねと踊りながら歌い始めたときには、卒倒しそうになった。付き合い長いけど、あんたがそんなにクネクネ踊り歌える人だとは思わなかったよ・・・。


私は80年代のトホホな「Hall & Oats」のプライベート・アイズという歌を歌うつもりが、曲が無かったので、Queenの歌をダンナと歌った。しかしとても楽しかったのでアメリカの歌を覚えてまたやろう!ということになった。こんな大勢の前で歌うのか・・・と最初はゲンナリしたけれど、自分が楽しけりゃいいので、客の耳がどんなに痛もうと気にせず結構面白かった。


Private Eyes

Private Eyes