愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ミュージックバトン:クラシック版


高校の同級生たっち〜からまたミュージックバトンをいただきました。最近、オンガクやってる時が一番幸せだわ〜と本当に強く思うので、律儀にクラシック版で!(曲名をクリックすると、ちょっと視聴)。




♪コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量♪
前やったときより増えてるかも・・・最近音楽ダウンロードサイト「ナップスター」でダンナも私も曲を買ったりしています。


♪今聞いている曲♪
ドヴォルザーク交響曲5番
ドヴォルザークといえば9番の「新世界」が有名ですが、「のだめ」の中で出てきたのは5番。長野の音楽祭で学生オケが「きいたことない・・・」といいながらやってた曲です。超マイナーで、ほとんど演奏されることはないらしい・・・といわれるとききたくなってしまいます。今3楽章がかかっていますが、う〜ん、あんまり演奏されないだけのことはある。あんまり特徴がなくて、聞き流してしまいます。


♪最後に買ったCD♪
クロード・ボリングの「フルートとジャズ・ピアノトリオのための組曲」。自分が演奏するにあたって、ダウンロードして買いました。フルート、ピアノ、ドラム、ジャズベースによるもので、クラシックとジャズが面白く混ざり合った曲です。


現物のCDとしては、クリスマスにダンナからいただいた、ホルストの「組曲惑星」。日本で「ジュピター」って歌がはやったそうですが、あれはこの惑星の中の「木星」という曲のメロディの一部です。「木星」は中学の吹奏楽部でやった思い出の曲でもありますが、他にもカッコいいメロディ満載で、最初から最後まで鳥肌の立つ、大好きな曲です。特にティンパニーやタンバリンといった打楽器がカッコいい!木曜洋画劇場か何かのテーマ曲にもなった?他にも「火星」という曲はスターウォーズっぽいですよ。


木星はおおらかに、火星は戦闘的に、水星は静かに・・・宇宙のことがそんなに知られていなかった当時に、こんなに一つ一つの惑星の特徴や性格を捉えて曲をかくなんてすごい!と思ってしまいましたが、よく考えると星の性格ってギリシャ神話から勝手につけたようなものだから、私達が逆にそのイメージのまま空を見上げているわけなんですよね。


♪よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲♪
ドヴォルザーク交響曲新世界」。「遠き山に日は落ちて」のメロディでも知られる有名な曲。下校の曲としてかかった学校も多いのでは・・・。あまりにメジャーですが、「新世界=アメリカ」の土臭さや、懐かしさを感じるような曲。オーケストラでやりたい曲です(フルートのソロも多いから・・・笑)。


リムスキー・コルサコフの「シェラザード」。小学生の時にきいて衝撃を受けて、初めてオーケストラ譜を買ってもらって読んでいました(笑。イヤナコドモですね)。シェラザードとは、アラビアン・ナイトに出てくるお姫様で、奥さんをかたっぱしから殺してしまう王様にお輿入れをして、殺されないように千夜にわたって面白いお話をしたのです。


恫喝するような声の王様、そしてシェラザードの「語り口調」をあらわすようなバイオリンのメロディが合間にはさまりながら、曲が進んでいきます。第4楽章では、船が大波にどか〜ん!とぶち当たって沈没するところが目に浮かぶよう・・・とてもドラマチックな曲です。もしオーケストラに入れて、この曲が出来たら多分演奏中に泣いてしまうと思います。それくらい大好きで、憧れの曲です。


ムソルグスキーの「展覧会の絵」。実は昔、この曲のことについて作文に書いて大きな賞をいただいたことがあります(当時出たばかりのレーザーディスクプレイヤーをいただきました・・・)。この曲はピアノ組曲なのですが、ラヴェルがオーケストラ用に書き直していて、そちらのほうが好きです。


ムソルグスキーのお友達で画家・建築家だった人が死んだあとで展覧会があり、そこに展示された一つ一つの絵をモチーフに曲が書かれています。良くテレビやラジオでも使われる「プロムナード」は、一つ一つの絵を見ながらその合間に歩き回っているムソルグスキーさん。曲と曲との間に、その絵の影響を受けながら少しづつ変わっていく「プロムナード」がいくつも挿入されます。ほうきに乗った魔女ひよこの衣装を着たバレリーナおしゃべりがとまらない市場のおばちゃんたち金貸しと貧乏人荘厳なキエフの門、など・・・とにかく曲を聴いていると、その絵やお話が浮かぶようなのが大好きです。


ドップラーの「ハンガリー田園幻想曲」。フルートを吹く人の間では有名な曲です。前半は、こぶしや恨みを込めて演奏すると丁度良い、緊張感あふれる感じ。後半は、急にお花畑で暢気に転がる感じになります。中学生の時、先生についてフルートをやっていたとき、この曲の前半を仕上げた後、レッスンをやめてしまいました。その後後半は手付かずのまま放置されて10数年。アメリカに来て、初めて本気でフルートに取り組み直し始めたときに、この後半部分を初めてやりました。10年以上かけてようやく完成した曲、過去と未来をつなげてくれた曲という意味で感慨深いです。10年のギャップがあるので、前半部分はとても吹き込んであるのに、後半になると下手になります(笑)。


プロコフィエフの「フルートソナタ」。これは難しいんですけど、できるようになりたい!と思っている今の目標の曲です。メロディが格好よくて、つい口ずさんでしまうのですが、今の時点では、これを吹ききるには体力と集中力が持たないなぁ・・・という感じで、指をくわえて楽譜を見ています。


以上でした♪