愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

お祭り開催中


小石川の家

小石川の家


勝手に幸田文祭りを開催中。祖父・幸田露伴、母・幸田文の思い出をつづったもの。あんたは海原雄山か!という感じにわがままで激しく厳しいじいさんの躾、うーんちょっとやりすぎ・・・、と驚いてしまう。たとえ話や仏教説話を使った「お説教」をこうやってしっかり覚えていることからして、並大抵ではなかったのだろうなあ。疎開、祖父の死、そして最後には母の死。特に母の葬儀を出す話は淡々と語られているのに、なんだかうぅっと来てしまった。最近は娘と一緒にショッピングをしておんなじ洋服を着たりと友達感覚の「仲良し母娘」も多いみたいだけれど、私はあんまりそういうのは好まない。一緒にえぇうそぉまじぃと一緒のレベルでおしゃべりするよりは、やはり親は親、子供は子供という線引きがあって、そして仲良く語りあいながらも、親としての智慧を子供に伝えられるような、そんな「仲良し母娘」の関係がいいな、と思う。筆者の青木玉さんの書いたものを読んでいると、彼女はいつまでも「娘」なんだなぁと思ったり。