愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

時がたてば変わるもの


TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)

TUGUMI(つぐみ) (中公文庫)


初めて読んだ中学生のとき、この本を読んで妙に力がわいてきたのを覚えている。多分つぐみの一見はちゃめちゃな部分に自分もそういう勢いが欲しいと思ったからかもしれない。でも気分がへこんだとき、「これを読めばあの時のように元気になるかもしれない」と思いつつも、本棚から一度も取り出さなかったのは不思議。久しぶりに読んでみたが、大人になってから読んだら、つぐみの破天荒な裏にある痛さばかりが見えてきて、なんで昔そんな彼女威勢のいい部分しか見ずに、自分も元気になっちゃったのか、そっちのほうが逆に不思議になった。