愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ロスで色々


姪っ子は時間通りにちょっと泣き、ミルクを飲み、本当に手がかからないのでお出かけも全然平気だ。義理姉夫婦とみんなで連れ立ってリトルトーキョーに行く。古臭い感じの、1950年代?!といった感じの日本の商店やボロホテルが並んでいて不思議な感覚。手作りの和菓子屋さんがあり、羽二重やすあまを買う。周りは本当に何もない閑散としたところだが、日系人のお年寄りがうろうろしているのを見るのも不思議であった。その後、ハリウッドのアルメニア料理屋Zankou Chickenでランチする。Beckの歌の歌詞にも出てくる地元のチェーン店で、名物チキンのほかにケバブとシュワルマも食べるが滅茶苦茶安くてうまかった。ロスのごちゃごちゃした町並みは、なんとなく昔の日本の中規模都市を思い出させる。人工的に開発・整備されたというよりは、無計画に色々なものが立ち並んでいたり、看板が沢山かかっているところが日本を思わせるのかもしれない。車がないとどうしようもない感じでもあるが、タイ、韓国、日本、フィリピン、アルメニアなどなど色々な人種が集まってコミュニティを作っており、そこに行けば美味しいものが食べられるのもなかなか魅力的。姉によると、ロスは西と東にわかれているんだそうだ。どっちがどっちか忘れたけど、一つはいわゆる映画に出てくるような、整形バリバリの金持ちだが安っぽい人たちのエリアで、もう一つはもっとDown to earthな人たちが住んでいるエリア。姉たちはもちろん後者の側にいることをとても誇りに思っているらしい。姉達が連れて行ってくれるところも、決して高くておしゃれなところじゃなくて、どちらかというとHall in a wallといった感じのところで、おお、しっかり冒険・開拓してるんだなという感じだった。


ロスらしく、その筋で働いている姉に映画「Sideways」の監督夫婦がやっているカフェにも連れて行ってもらう。たまにハリウッドスターがうろうろしていてセレブリティ・ウォッチができるレストランやカフェがいくつかあるそうな。クリスマス休暇でそんなに誰もいなかったけれど、ジョバンニ・リビジという兄ちゃんがいた。「Gone in 60 seconds」でニコラス・ケイジの弟役だったらしい。「プライベートライアン」とかにも出ていたらしい・・・が言われても全然気づかずわからなかった。ビバリーヒルズとロデオドライブにも行ってみたけど、ただのお買い物エリアであまり感心せず。ホテルのバーでアップルマルティーニを飲んで気持ちよく酔っ払う。夜のサンセット通りはネオンが煌々と光り、さらに日本の国道沿いを走っている錯覚に。俳優を夢見る人たちが泊まっていそうな怪しいモーテルあり、高級レストランあり、コメディクラブあり、あちらこちらにストリップバーあり、なかにはHIVのテストしますなんてネオンサインもあり。