Half a Life by V.S. Naipaul

Half a Life: A Novel (Vintage International)

ノーベル文学賞受賞者のインドのおっさんの小説を飛行機の中で読む。イギリスに留学し、その後恋人の出身地である東アフリカに十数年間移り住み、そして最後には全てを捨ててドイツにいってしまう。でもどこに行っても彼の居場所はなく、彼は異邦人であり何を達成するでもなく終わる。外国に住み、そして配偶者も外国人である身としては、気を抜いてしまえば、そして受身な気持ちになってしまえば、その国出身である配偶者によりかかり、いつまでも自分は部外者のまま・・・という状況に陥ってしまう可能性は無くは無い。自分がこうはありたくない！と思う姿がそこにあった・・・がががーん。どこにいても自分で自分の世界を開拓していけるように。気をつけよう・・。