愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

ニューヨーク詣で


恐らく、しばらくの間「これが最後」になるニューヨーク訪問。車を借りて5時間でびゅーんと、街を楽しむというよりはお友達にお別れしにいってきやした。DCからNYCまではひたすらまっすぐなのですが、最近はニュージャージーターンパイクに入ると「おお、帰ってきた」と思うようになりつつあったりして・・・。特にターンパイクのレストストップ(地元の偉い人とか歴史上の人物の名前がつけてある)に行くのが嬉しかったり。ふふふ。


NYU近くのカフェでL君とSちゃんとお茶。コワモテスキンヘッドで5ヶ国語ペラペラのL君は働きながら学生をしているが、今日は「ニューヨークの生活が辛いDay」だった模様。でもニューヨークは楽しい時は半端でなく楽しいから、抜けられないんだよねぇ。物凄く能力がある彼なのだが、自分でその能力に気づいていないのか、どうしても搾取されがちな彼。でも私が以前丁稚奉公していた某機関で無給だがインターンシップができるようになったそうだ。私はこういう世界ってコネや裏道をうまく使ってのさばっていくのだということに気づかず、そういう才覚もなく、正面からあたって砕けてしまったけど、能力のある彼なら何かチャンスをつかめるかもしれない。優秀なのにそれを最大限に生かせていない彼は、ちょっとグッドウィルハンティングのマットデーモンみたい。生活費稼ぐためにエキゾチックダンサーになることも本気で考えたらしい。まあその肉体なら(?)不可能ではなさそうだけど・・・


その後N&N夫妻のアパートに行き、ハヌカユダヤ教のお祭り)パーティー。途中でイスラエルのコーシャー(ユダヤ教式のお祈り済み)ワインを買って持っていく。ポテトパンケーキや、C君が作ったニンジンとナツメグとレーズンを混ぜたパンケーキなど伝統のユダヤ料理のほかにも、インド系のN君やHちゃんが作ったサモサや羊のカレーなどいただき、みんなでヘブライ語や英語で歌を歌いながらろうそくに火をつけた。病院で働くNちゃんはだいぶ遅くなってから帰ってきた。20時間ぶっ通しで働いた上に、帰ろうとしたら自分のフロアの患者の呼吸が一斉に停止したそうな(!)でも彼女はめちゃめちゃタフだ。みんなで気がついたらワインをあけまくっていてシンクに空き瓶が一杯になっていた。おしゃべりしながら5分に10回は何かに乾杯していたような気がする。


私たちの結婚式でベスト・マンをやってくれたダンナの親友R君はめちゃめちゃ酔っ払い、なぜかスコットランドアクセントでみんなに絡みだした(って彼はチャイニーズアメリカン)。仲間であるスコッツマンとスコッツウーマン(私たち)がいなくなるのが寂しいらしい。「酔っ払っている今だからいうけど、おら、愛してるだよ〜〜〜」と私だけならともかくダンナにもぶちゅ〜〜〜。ホストのN君にも、「性的な意味じゃねっけど、愛してるだよ〜〜」N君「おらは性的な意味でも君を愛すてるだよ〜〜」(笑)いつまでもスコティッシュアクセントが止らないR君だったが、ダンナがいなくなるのが本当に淋しいんだよね・・ちょっと酔った勢いで泣いてたし。でも「いつでもたちの悪いペニー(1セント玉)みたいにどこにでも現れるからね」と約束してさよならはいわないぜ!って感じでお別れしました。と気がついたら既に明け方だったのだが・・・。