愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

結末よければ・・・?


今日のリハーサルを、なんとピアノのおっさんがぶっちした。何でも今日の予定を忘れていて、コンサートか何かのチケットを買ってしまい、行かないと奥さんが怒るという。ハァ・・・。でも買ってしまったものは仕方がないし、騒いでもどうしようもないので、こうなったら時間もないしぶっつけ本番しかないんじゃないのと言ったら、「まあ、今回のお客さんはdumb dumb (ばかちゃん)だし、大丈夫」「うまくいかなくても、どうせ君はもうカリフォルニアにいっちゃうしね」というではないか。それでぶち切れてしまった。自分で伴奏したいしたいと騒いで割って入ってきたのに伴奏はめためただし、それで何度もリハーサルしなくちゃいけなくて困っているのになんと言ういいようだ。しかも聴きに来る人に対してあまりに失礼すぎる。それに私の演奏がめたくたになっても、私はこれが最後だからいいとでもいうのだろうか。そんなキモチでアマチュアだろうと人前で演奏なんてやらないでほしい。財力と押しの強さで今までそのピアノを人に聴かせてきたのだろうけど、あまりにひどいなあ。もうこんな人につきあっていられないと思って一緒にやるのをぎりぎりだけれどやめることにした。師匠はあきれていたけれど、実は彼がぶっちするのが今週2回目ということがわかった。彼らしくないそうだ。師匠いわく、ピアノのおっさんはヘビースモーカーで、肺を悪くしているし、近々何か手術をすると聞いたので、もしかしたら何か薬の副作用かもしれないという。確かにこちらでは薬を飲んで、行動がおかしくなる人はいる。それを聞くと気の毒な気もする。でもどちらにしても良い迷惑だ。代わりにもともと一緒にやる予定だった人が急遽代わりにやってくれることになった。プロなので本番前に15分ちょっとリハーサルさえすれば大丈夫な人だ。滅茶苦茶ありがたい。終わりよければ全てよし。