愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

日曜日

近所を散策、夜はへそだしの姉ちゃんたちがカクテルを飲んでるようなラウンジが、昼間はかなりだらだら長居してもOKなCozyなカフェになっているのを発見、だらだらする。ラウンジのテレビではジェシー・ジャクソンと、キリスト教原理主義者みたいな人がほえているし、それを見ながら店のおっちゃんも何かがーがー言っているし、客の親父が二人、ウィスコンシン州の北部は何パーセントだ、ハワイは民主党でうんたらかんたらとさかんに選挙の話をしている。とてもDCらしい。それにしても、客の親父二人の会話はただの政治好きにしては詳しすぎるし、いつまでもその話しばかりしているので盗み聞きをしていると、どうやら一人はポーリング(選挙で誰に入れるか、候補者の支持率などを各地で調査している)の専門家らしい。もう一人は多分ここらへんの大学の教授のようだ。今回の選挙では、色々な会社やメディアが、支持率の調査をしているが、相変わらず数字は競っているし、調査会社によって出てくる数字も違う。調査したのはいいものの、一体出てきた数字が何を意味するのか、わけがわからなくなっているという状況でもある。なので、調査の結果をどう読み解くか、アメリカ政治か何かの教授にお昼ご飯をおごってご教示願っていたらしい。聞いていて面白かった。


テキサスとかは絶対ブッシュ支持だし、メリーランドやDCなどは民主党が毎回強い。でも、オハイオフィラデルフィアなどは、明確にどっちの党が優勢、というのが無く、どちらの政党を支持しようか判断がつかない投票者も多いので、「Swing State」と呼ばれている。ジョギング仲間でも、週末にフィラデルフィアに出向いて、有権者訪問をしたり、一生懸命キャンペーンの手伝いをしている人がいたけれど、オハイオ州は、民主党が強い都市から遠いので、DCからバスを出して、1週間仕事を休み、1日100ドルぐらいの手当てをもらって、みんなでオハイオに行くらしい。選挙当日も、フロリダなどでは「選挙モニタリング」と称して、共和党の人達が投票所の前に集まり、明らかに民主党支持者と思われる人達(なんで判るんだろう・・・マイノリティの人達は多分民主党なのかな?)にプレッシャーをかけたりするらしいので、それに対抗するために、投票日にはフロリダに向かう、という人もいた。民主化の途中の国では、軍事政権支持者やゲリラたちが、投票所周辺に銃を持ってやってきて、投票を阻止しようとしたり、圧力をかけたりするわけだけれど、ここも大してやっていることは変わらないのかな?