愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

Run Against Bush

今日は「National Run Against Bush」の日。アメリカに限らずパリなど海外でも、青いTシャツを着て一斉に走ったり、歩いたりする大イベントになった。集合場所もいつもと違って、ホワイトハウスの目の前に、300人も集まった。ハリケーンのせいか、小雨が降ってちょっと寒いが、走るには丁度良い。走る前にみんなでときの声をあげる。APの人も取材に来た。私はあまりに小さくてみんなに埋もれていたからたぶん報道されても写ってないと思う(笑)。ホワイトハウスの前には観光客がいっぱいいて、青いTシャツの集団を遠巻きに見たりしているのだけれど、みんなで騒いでいる間、興味深そうに近づいてきて、写真やビデオを一心不乱にとりまくっていたのは全部アジア人観光客・・・・それも一人や二人ではなく、リーダーが参加者に挨拶をしている間、300人の集団の周りを、約10名ほどのアジア人がカメラを持って取り囲んでいた・・・(爆)。胸にRun Against Bushのステッカーをつけて、一緒に写真とって、なんていう中国人観光客の団体も。ふふふ。歩きと走り、それから距離と走るスピードごとにグループを作り、私たちのグループはホワイトハウスから議事堂、モニュメントをぐるっと回る8キロコースを走った。走りながらみんなとおしゃべりしたり、ステッカーを配ったりする。ひとりでジョギングしていた人が、途中で飛び入り参加してくれたりもした。最近新しくできたWorld War IIメモリアルには、あの独特の帽子をかぶった退役軍人の人達でいっぱいで少しびびるが、思ったよりもみんなポジティブな反応を返してくれ、ステッカーをもらってくれたり、応援してくれたりした。「私も走れるものなら走りたいわ〜」なんていうおばあさんもいる。海軍士官学校の白い制服を着た兄ちゃんたちもステッカーをもらってくれる。車から手を振ってくれる人やクラクションを鳴らして応援してくれる人もたくさんいて、反応はかなりポジティブだった。


我々を見ても微笑まない、目をそらすのはあきらかに中西部や南部から来た白人家族の観光客とかだったりする。我々が青いTシャツを着て走りながらステッカーを配ったところで、彼らがブッシュを支持することは変わりないだろう。小さい子供が「4 more years!」と叫んだりするのは明らかに親がそういわせているのだろう。我々はそれに「3 more months!」と返す。別に走ることで誰かの考えを変えよう、なんて大それた考えで走っているわけではないけれど、最初は3人で始められたこのジョギングも、DCでは今300人が集まって、明らかにモメンタムとなっている。私は外国人だから投票も出来ないし、この活動にお金さえ払うことはできないのだけど、せっかくDCにいるから、こういう形ででもアメリカの選挙に触れてみようと思ってやっている。おまけに持久力も筋肉もついてきた。ふふふ。

www.runagainstbush.org ウェブサイトはこちら。ただ走ってるだけじゃなくて、キャンペーンに既に数十万ドル寄付したりしてる。