愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

Chante: Boris Vian


自分が長生きできないとわかっていて、それで絶望するのではなく残りの人生をFullに生きまくったボリス・ヴィアン、かっこよすぎる。作家、ミュージシャン、エンジニア、俳優、etc, etc...全てに一流だったという彼の存在を知ったのは彼のトリビュート・アルバムがきっかけ(id:Marichan:20040426)で、その後彼の本も数冊読んでみた(id:Marichan:20040603, id:Marichan:20040511)。恥ずかしながら日本で彼の作品が人気だということも知らなかったし、いまだに彼がどんな人生を送ってきたが全てを知るわけではないのだけれど、彼の人生そのものが、趣向やひねりがたっぷりあって、そのような中から生み出された作品に触れるのはわくわくするような、不思議なからくりを見ているような感じがする。さてこちらは、ボリス・ヴィアン本人が吹き込んだアルバム。フレンチ・ジャズという範疇になるのでしょうか。お気に入りの「J’Suis Snob」のほかにも、映画のエンドロールになりそうな、舞台で、古いキャバレーで歌えそうな曲がたくさん。