愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

いわしに泣く

夜久しぶりに寿司を食べにいく。最近では寿司・・・らしきものがスーパーで売られたりしていて、結構どこでも手に入る日本食の一つ。中華料理屋や韓国料理屋にも寿司カウンターがあって、ゲンコツオニギリみたいな寿司を出すところもある。スシハッピーアワーと称して7時までだったら寿司1貫1ドル、ビールも割引、という店も多い。今日は久しぶりにとろけるようなイワシの握りを食べた・・・ら涙が出た。うまい、うますぎる。よく「美味しんぼ」とかに何かを食べてうまさのあまり泣くシーンとかあるけど、けっ、大げさな、と思っていたものの、アメリカに来てからこれですでに

「薄切り牛肉を焼いて大根おろしと一緒に食べた瞬間」
「納豆と生卵かけご飯」
そして「イワシの寿司」

で3回泣いてしまった。ハズカシイ。薄切り肉なぞは韓国スーパーに行かないとなかなか無いし、新鮮な大根もあんまり手に入らない。生卵もサルモネラだ何だといってアメリカで食べることはあんまり無い。イワシなぞは缶詰ぐらいでしかお目にかかったことが無いし・・・西海岸にいれば食事情もだいぶかわるのだろうけど、南部に行けば行くほどこういうものはなかなか手に入らないものなのでした。


よく日本からのお土産にと虎屋のようかんとか文明堂のカステラとかをたくさんいただくのだけれど、こういういかにも和風のものは高級なものは無理にしろ日系スーパーで手に入るし、甘いものはそうそうたくさん食べられるものでもないので、アメリカ在住日本人としては、お土産にいただいて嬉しいものはやっぱり「ごはんのおかず系」かな・・。「牛のしぐれ煮真空パック」とか「昆布の佃煮」とかは大ヒット。でも今一番食べたいのは千枚漬けかな・・・。関西出身で関東に移民したディアスポラ関西人の我が家は毎年冬に樽で京都から送ってもらってたのだけど、あのあっさりした美味しさはアメリカではありえない世界。今年は正月に里帰り、楽しみじゃ〜。一樽食べつくすぞ。