愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

「幸田文の箪笥の引き出し」「きもの」


幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)

幸田文の箪笥の引き出し (新潮文庫)

きもの (新潮文庫)

きもの (新潮文庫)


「箪笥の引き出し」は特に気持ちを引き締めたい時に読む本。これを読んでいるとお店で全て他人にデザインされた洋服を買って「おしゃれ」といっているのがなんだかとてもつまらなく感じる。季節折々のことに触れながら、丁寧でいて潔い日常生活を送っていくのはなんとも美しい。ずぼらな私には無理だなぁー。


幸田文は中学の国語の模試で「おとうと」の一文が出てきたのがきっかけで読むようになった。あと英語の模試でマルコムX伝記の一部(刑務所に入ってから辞書をうつして勉強したというくだり)が出てきて、その後伝記を読んだ覚えが。