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愉快的陳家@阿拉米達島

ちょっと雑だが愉快な暮らし。サンフランシスコ・ベイエリア日記

おんぼろぼろバス

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空港は首都バレッタからちょっとだけ離れたところにある(っていっても島の隅から隅まで1時間ちょっともあれば行けてしまう)のだけれど、タクシー代をケチってバス停へ。来たのは木炭こそ使わねど、今にもぷっすーんと止っちゃいそうな1950年代?の黄色いバス。扉は無いし、荷車っぽい。運転席にはマリア様の写真と、紙で出来た装飾やらキーホルダーやらがじゃらじゃらにつるしてある。


頭をつんつんに立てた運転手の兄ちゃんにお金を払い、バスは轟音と、めちゃめちゃ趣味の悪いテクノ音楽をがんがんにならしながら、ものすごい勢いで走ったのでした・・・振り落とされるかと思った・・・。しかも窓も全開、扉も無いから外に落ちちゃうヨ・・・。しかしバスはそのまま順調に走るわけもなく、畑を抜け、ちょっと住宅街の入り口に入ったと思うと、運転手の兄ちゃんはやおらエンジンを切って昼寝開始。静かな昼下がりにテクノ音楽だけがむなしく響く中、私達はしばし呆然。


しばらくの惰眠をむさぼり楽しんだ後、運転手の兄ちゃんはおもむろに起き上がってバレッタまで連れて行ってくれました。途中で地元のおばちゃんたちを何人か拾っていったのですが、私の前に座ったおばちゃんは、街角に祭ってある、電飾まで付いたマリア様の像を見るたびに十字を切っていました。もう反射的にマリア様が目に入るとやってしまうようです。特に街中に入ればマリア様密度も高くなり、そのたびにおばちゃんは取り付かれたように十字を切っていました。騎士団の国、恐るべしです。


この後もバスは毎日活用しましたが、車体が黄色であること以外、バスの種類はまちまち。でもその多くがイギリスの中古みたいです。冷房も無いから、暑い!そしていつも運転手のお気に入りのラジオ放送がかかっています。日本のようにぎゅうぎゅうには詰め込まず、座席がいっぱいになると「もう満杯だよ」といって走り去っていってしまいます。


写真はバレッタのバスターミナル(後でアップロード)。これはきれいなほうのバス。「オレにたてつくな(運転で、って意味ね)」とか、妙にマッチョなネーミングがそれぞれのバスにでかでかと書いてある・・・マルタの文化は意外とマッチョ文化だったりもするのでした(だからバスも含めてみんな運転が荒い)