愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

しんせつなまるたじん

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マルタの公用語は英語・・ですが、みんなあくまで第二外国語として話しているという感じ。完全にブリティッシュアクセントの人もいれば、イタリアなまりみたいな感じの人もいたりしました(英語の新聞もあるんだけど、誤字脱字ばっかりだった・・・)。みんな陽気に親切、というわけではないのですが、むすっとしたまま親切にしてくれる。


バレッタにある戦争博物館(第二次大戦中はイタリアやドイツに攻撃され、飢饉寸前まで行ったそうだ)では、受付のオジサンが展示の一番最後のところに居た私達のところまでつかつかとやってきて、コワイ顔のまま「ホォースは使うんじゃないぞ!!あれは高いんだ!」という。しかも何故か「アイーン」のゼスチャー付き。「?!?!」ちょうど第二次大戦の頃使われたというおんぼろ自転車のタイヤを触っていたところだったので、「え、ホースってタイヤのチューブのことか?そんなに高いのか?さわってごめんなさいぃ、そんなにおこらないでぇ」とおびえていたところ、どうやら博物館の前にたむろっていた、観光客向けの馬車のことをさしていたらしい。「ホォースは高いんだ、絶対に歩きなさい!いいね!」と言い捨てて?オジサンは持ち場に戻っていったのだった。


恐らく親切で言ってくれてるんだろうけど、そんなコワイ顔して言われると一瞬わかんないよ〜 でももしかしたら、博物館のオジサンと馬車のオジサンは子供時代から仲が悪くて、馬車のオジサンを儲けさせないために言ってるのかもよ・・・小さいバレッタだけに、そんなこともありえるよね、とダンナと話しながら、いいつけどおり歩いて帰ったのでした。


写真は・・・バレッタの広場でご飯をもらう犬が写ってるのだけど・・これだけ小さいと茶色いかたまりにしかみえない。