愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

イラクに行く人々


大学の同窓会オフィスからメールが来た。イラクで首を切られて殺された26歳のバーグ氏は、うちの大学の電気工学部に2年間在籍していた人だったのだそうだ。その後開発学を志してウガンダに行ったんだそうだ。アンテナとか通信機器関連の会社を自分でやっていたみたいで、イラクにはビジネスチャンスを探しに行ったらしい。


良いか悪いかは別として、一攫千金のためにイラクに行く人達もいる。特にワシントンは軍事やらITやら、政府のコントラクターが山ほど集まっているところなので、私の周りにもイラク行きを持ちかけられた人が数名いる。(ちなみにイラク人捕虜の虐待が大問題になっているけれど、刑務所での尋問業務の一部分も民間企業に「アウトソース」されている。軍事IT業界19位のCACI Internationalというところ)例えばイラクにネットワークを敷きに行けば、年俸数千万円、しかも税金免除なんだそうだ。戦争反対、そんな危ないところに行くわけが無い、と思っていても、う、これで家のローンが返せるかも・・・という考えが一瞬でも頭をよぎってしまうのが、哀しい小市民の性だったりする。