愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

気力があったら読もうかと思うもの


会社に出勤前、最近我が家ではNPRラジオを聞いています。テレビはどうしてもその前に釘付けになってしまうし、テレビのニュースは概して芸能・社会ニュースばかりで世の中のことがイマイチよく解らない。うちはケーブルにも入っていないのでCNNとかも見れないし。でもラジオは結構海外のニュースや解説などもきちんとやってくれるので、ためになります。


ただ、私よりちょっと早起きのダンナが、ラジオのスイッチをつけるのだけど、最近はおきぬけのベッドの中にとびこんでくるのが嫌なニュースばかり、げんなりしながら出勤、という欠点はありますが・・・


今日そこで紹介していた御本がこれ「The Bushes: Portrait of A Dynasty」。ケネディ一家のように、見た目は華々しくないものの、実はブッシュ一家って、3世代にわたって政治家一家なわけで、その過程で作られた政治ネットワークはものすごいらしい。共和党の中で今一番大きいのが、「Bush Caucus」といわれる「派閥」みたいなもんで、ブッシュのためなら何でもしますぅ〜、お金だしますぅ〜という人達が、共和党内だけでも何十万人もいるんだって。


弟のジェブ君も、フロリダの知事だし、テキサス、フロリダ、コネチカットと幅広い地域で活躍してるのもブッシュ一家の特徴。兄ジョージ君が大統領を辞めたあとだって、ジェブ君がこの基盤を受け継いで、次の大統領選挙に出ることも多いにありえるわけで。


ブッシュはあほや〜とよく言われるけど、でも大統領になったわけで、そこらへんの背景をあまり深く知る機会も無かったので、時間と気力があったら読んでみようかな、と興味を持ちました。


でも弟も選挙に出たら、げんなりしそう。ブッシュ一家の陰謀か、ブッシュ帝国の構築か?!ということもあるけれど、それだけEstablishされた利害ネットワークがあるということは、大統領の資質はどーでもいいから、ブッシュ一家の誰かさんを担いで、美味しい思いをしようという人達が出てきたりするのかなあ。血筋はいいがアホな皇帝を担いで滅亡した国、って世界史でたくさん勉強したけどなあ。