愉快的陳家@倫敦

ロンドンで、ちょっと雑だが愉快な暮らし。

2年前のフランス旅行話④:だいせいどう

変な話だが欧州の都市を旅行していて一番記憶がごっちゃになるのが、大聖堂である。どの大聖堂もそれぞれ特徴があって違うのに、どーん!これでもか!神は偉大だ畏れろ敬え~的なメッセージはどこも変わらない気がして、それが視覚と感覚にガツンと来る。ま…

レミゼラブル

シアター・ウィークでウェストエンドのミュージカルやお芝居が安く見られるのを狙って、久しぶりにレミゼラブルを観てきた。自分の中ではレミゼは高校の文化祭で上演したことがある思い出のミュージカル。サンフランシスコで本物を一度見て号泣し、今回は二…

睡眠離婚

我が家もとうとう実現した、睡眠離婚!欧米は夫婦が大きなマットレスで一緒に寝るのが一般的で、我が家もずっと疑問を持たずにそうしてきたのだが、何しろ体重差と身長差がかなりある我々。気が付くとマットレスは夫側のほうが深く沈み、真ん中に変な山がで…

2年前のフランス旅行話③:ストラスブールの美味しいもの

2年前の旅日記のはずが、年をまたいでしまったのですでに3年前の旅日記になってしまったが見なかったことにして続ける。今読んでいる本でナポレオンの頃の時代、チーズは今のようにデリカシーではなくて貧乏人が肉の代わりに食べるようなものだった、とあ…

ピラネージ・中華街・ハルキさん

2月の読書記録。2月は長いフライトに乗る機会があったり、仕事の忙しさが少し緩んだりしたので、多少本を読む時間が取れた。Piranesiは、迷宮のような、広大で当てのない、一部廃墟になり波が押し寄せ、鳥が住み着き、各部屋に彫刻がある不思議な建物に住む…

コワーキングからの歴史散歩

物理的なオフィスが閉鎖されてしまったので、時々同僚有志でコワーキングスペースに集まり一緒に仕事している。在宅勤務は通勤がないぶん楽だけれど、やっぱり煮詰まるし、同僚達がどういう状態で仕事をしているのかわからないので、全くお互いの顔を見たり…

1月読書記録

今年は英語でも日本語でもいいから、1か月に本を最低2冊は読みたいなと思っているので、いつまで続くかわからないけれど、その記録。1月はあまりに忙しすぎて本を手に取る暇というか余裕がなかったが、家にある古い本を再々*n 読した。村上春樹のエッセイ…

やけくそタイムチャレンジおせち料理

仕事が終わらない。去年の11月から始まったプロジェクトがかなりきつい。キックオフの時点からこれじゃリソースも時間も足りないと訴え続けていたのに何も起きず、年末にちょろっとヘルプ要員があらわれたものの、現在いわゆるデスマ状態である。結構夜遅く…

飛行機で見た映画を羅列するよ

実話に基づく映画。プレイステーションの言わずも知れているこのゲームのトッププレイヤーを、本当のオートレーサーにしようと開催されたGT Academyで本当にレーサーになっちゃう男の子の話。家にこもってゲームばかりしているのを、元フットボール選手だっ…

2023-2024

誰にともなく新年あけましておめでとうございます。クリスマス休暇は恒例アメリカへ里帰り。友達に会ったり、家族と飲茶をしたり。20年も住んだアメリカなのに、1年に1度しか帰らなくなって、逆カルチャーショックというか、日々当たり前だと思っていた事柄…

NOPIリベンジ

ロンドンに住む前は、オトレンギの料理にすごく憧れてというか、興味が湧いて料理本を買ったり、そのレシピを全部作ってみようという試みをしていたこともあった(結局途中でやめちゃったけど)。それが面白いもので、ロンドンに住んでからはそんな気分はパ…

【本棚総ざらい6】嘘つきアーニャの真っ赤な真実

嘘つきアーニャの真っ赤な真実 (角川文庫)作者:米原 万里KADOKAWAAmazonもうこの本を読むのは何周目だろう。米原真里さんの作品に惹かれるのは、やはり1960年代、プラハのソビエト学校で学ぶという、当時の日本人にはなかなかできないユニークな経験をしたこ…

ブダペスト15:ブダペスト最後の茶色飯

イギリスに戻る前に腹ごしらえ行ったのはこの店www.tripadvisor.comブダペストで入ったお店では、良く色々なフレーバーのレモネードを出してくれるところが多かった。全部手作り。料理教室でも出てきたけれど、自家製シロップを炭酸で割って出してくれる。と…

ブダペスト紀行14:ブダペストのオペラハウス、とても良い

ブダペストにいるなら議事堂とオペラハウスは見ないとでしょう、とクルーズ船に乗ってやってきたアメリカ人ジジババに激しくおすすめされたので、予定外にオペラハウスにも寄ることにした。ここ何年か改装で閉鎖されていたらしいが、綺麗になって再オープン…

ブダペスト紀行13:ブダペスト雑記集2

建物のデザインに引き込まれた入ったMai Mano House、ハンガリーの写真家が写真展示のために建てた建物らしい、そこでは1950年代ぐらいのアメリカの女流写真家の展示がされていた。写真家といえばロバートキャパも実はハンガリー出身なのだった、彼の名前が…

ブダペスト紀行12:ブダペストつまみ食い

ブダペストで気に入ったもの、それはランゴッシュ!揚げたパン生地にサワークリームやチーズが乗っているという、B級グルメ。その昔、パンは窯で一週間分を一度に焼いていたそうで、ランゴッシュはもともと窯を温めている時に、小さな生地をちょっと上にのせ…

ブダペスト紀行11:建物をみる

ブダペストの街を歩いていると色々なスタイルの建物に遭遇して興味深い。建築の知識がそれほど無いのでただ目に入ったものをみてほぉぉ・・と思う程度だったのが残念だが、建築を見て歩くツアーなどに参加できたら楽しかっただろうなと思う。なにしろ大学の…

ブダペスト紀行10:おかっぱのおっさんの学校

ハンガリーで一番愛されているおかっぱのおっさんといえば、フランツ・リスト。実は彼、生涯でハンガリーにはあまり住んでなかったらしいのだが、彼の名前を冠した音楽学校がある。日本語ではリスト・フェレンツ音楽大学とかフランツリスト音楽院とか呼ばれ…

ブダペスト紀行9:ブダペストのブタ

シナゴーグを訪れた時、敷地の中にコーシャー(ユダヤ教の戒律にのっとって処理されている)のレストランやスーパーはこちらです!的な看板があり、へぇぇと思ってみていたのだが、実際ユダヤ地区にはぼちぼちそういうお店がある。そしてそんなコーシャーレ…

ブダペスト紀行8:ブダペストの雑記集その1

空港からのバスはクレカでピッとやれば支払えたので、ロンドン同様どこでもコンタクトレスが使えるのかな、と思ったら街中の路線バスやトラムはチケットを買い、中で印字する昔ながらの方式だった。券売機がどこでもあるわけではないので、バスに乗ってから…

ブダペスト紀行7:イシュトバーン!

聖イシュトバーン大聖堂。近くで見るのも美しいが、こうやって建物の間からひょっこり見えるような構図に道を作っているのがさらに美しい。欧州は街を歩いていると、向こうのほうにこうやって教会や塔が見えることが多く、それこそ昔の風景画にもつながる感…

ブダペスト紀行6:ブダペストで食べたもの、食べなかったもの

料理教室が終わったのがちょうどお昼ごろ、甘い系のものは食べたけど、塩っぽいものも食べたいと、行ったのはソーセージ屋レバーや色んな種類のソーセージの他、ローストした色々なお肉やお惣菜風のサラダなどもあって、指さしてすくってお皿に入れてもらえ…

ブダペスト紀行5:ブダペストで、巻いていこう!

ブダペストで、以前からやってみたいなと思っていたことを実現することができた。それは「シュトルーデルを生地から作ってみる」ということ!シュトルーデル。うすーい生地で具を包んで焼いた、パリパリのお菓子である。パイと呼んでよいのかわからないが、…

ブダペスト紀行4:家庭料理は茶色飯

中央市場でお昼を食べ損ねた陳家。市場の食べ物はどこも屋台+立ち食い風で大混雑。座って食べられる食堂もあるにはあったけれど、遅めに向かったためにランチ時間が終わってしまい、目の前でガラガラ閉店。お腹はすいたが、雨も降っていてあまりうろうろし…

ブダペスト紀行3:中央市場でデジャヴ

トラムに乗り、ブダペストの中央市場へ。だいたい観光ガイド系のYouTubeを見ると、みんなここに行って色々な食べ物を試食しているので、食いしん坊には必須の地。この立派な建物は1890年代に建てられた、つまりは明治時代からある市場。テレビで、じゃなくて…

ブダペスト紀行2:ドハーニ街のシナゴーグ

今回泊まった宿は、ブダペストのユダヤ地区にあった。パーティーエリアでもあるらしく、周囲からはこのあたりのおすすめのバーなど教えてもらったりしたが、私達が泊まった通り、ドハーニ街にはとても大きなシナゴーグがある。大きすぎて全容が撮れない。ヨ…

ブダペスト紀行1:天井3メートル

10月の秋休みは、これまた賞味4日ほどブダペストに行った。思えば初の東欧への旅。飛行機で2時間半ほどで着いてしまう。ハンガリーというと、オーストリアハンガリー帝国、フランツリストにハンガリー舞曲・・・歴史と文化にあふれる国というイメージしか自…

夏のベルギー旅その11:25年ぶりの再会

蚤の市の喧騒から逃れるようにリールの大聖堂にやってきましたリールを訪れるのは実はこれが2度目。初めてこの地を訪れたのはアメリカの大学に通っていた学生時代。冬休みに、フランス人の友人Cちゃんを頼ってクリスマス休暇を、フランス北部で過ごしたこと…

夏のベルギー旅その10:寄り道蚤の市生の肉

旅の最終日、ゲントからまたローカル線に乗り、ユーロスターが走っているフランスのリールに戻ります。全く知らなかったのですが、たまたまこの週末は、年に一度行われる、欧州最大の蚤の市が開かれる日とあって、リールの街は大混雑。電車が駅に着いた時か…

夏のベルギー旅その9:ベルギーの美味しいシチュー

ゲントでの最後の晩餐は、ベルギーの家庭料理を出すお店へ。www.tripadvisor.jp飲み物やデザートのメニューは、こんなトランプのカードになっていてかわいい。持ってきてくれるパンはこんな袋に入っています。意識高い系の言葉とかいらないからパンをくれ、…